資格取得を目指したきっかけ

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僕はいつも心の中で、心配と根拠のない自信を行ったり来たりしている人間です。


ここ最近特に、「人口減の時代だし、今の御時世、何が起こるか分からない」そんな漠然とした不安がずっと心の片隅にありました。


そんな中、副業ってどうなんだろうって思う時があったんです。個人事業主をしていると、ほとんどのことが自由な反面、ほとんどのことが自己責任というプレッシャーがある。


その中で「何かできることを増やしたい」、「美容師以外に、武器になるものがほしい」っていう気持ちがありました。


それで元々建築や不動産には興味があったので、“今の自分の延長線上で挑戦できそうな資格”として、宅建士なら楽しく勉強できそうと思えたんです。


だから、大きな決意というより、「まずはやってみるか」っていう、少し軽めの一歩から始まりました。


でもこの一歩が、想像以上に自分を変えてくれました。

4月からコツコツ積み上げた勉強

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宅建士の勉強を始めたのは今年の4月からでした。それまで日商簿記2級の勉強をしていて、勉強する習慣が出来ていたので取り組みやすかったと思います。


最初の3ヶ月（4〜6月）は 1日平均2時間くらい勉強していました。正直、最初はペースもつかめないし、勉強の仕方も半信半疑で「本当にこれで間に合う？」って思う日もありました。


でも、ここで無理に飛ばさず、続けられる分量でコツコツと積み上げたのは良かったと思います。


7月、8月、9月は 平均3時間。休日には図書館に籠もって8時間。


そして、10月の追い込み期は1日4時間。


試験までに記憶と復習が間に合うかどうかという不安もあったので、少しづつ勉強時間を増やしていきました。


いきなり全力で走らず、段階的にギアを上げた感じでした。結果的には、このリズムが自分には合っていました。

使った教材と勉強方法の備忘録

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メインで使った市販テキストはこの5冊。

• TAC わかって合格る宅建士 基本テキストと分野別過去問題集
• LEC 出る順宅建士 過去問題集①権利関係②宅建業法③法令上の制限・税・その他

　

勉強方法はテキスト🔁過去問をひたすら周回


4〜6月

YouTubeの解説動画を観ながらテキストを単元ごとに読む→ 読んだら学習した範囲内の過去問題集を解く。このターンを 全科目2〜3周。


ここで「インプット→アウトプット」の型を作れたのが大きかったです。一周目は知識がフワッとしたままでも解き進むのが正解で、できるだけ早い時期に全科目を一通り目を通したほうが全体像を掴めたように思います。


7月以降

「LEC 出る順宅建士 過去問題集」をひたすら解く（7〜10周）


分からないところはテキストかYouTubeに戻って復習。この往復が地味に効きました。


さらに、Youtuberさんがおすすめしていた「過去問道場」というサイトで過去問周回。25年分の過去問が出題されていて、四肢択一をひたすら解きました。


トータル 10500問。


気が遠くなる問題数だけど、日々の積み重ねで毎日少しずつやりました。


9月半ば〜10月

試験まで1ヶ月前と迫ってきたところで、「出る順宅建士当たる直前予想模試4回分」を3周しました。


ここでようやく試験が目前に迫ってきているという現実味が出てきました。

試験を受けてみて

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試験当日はやっぱり緊張しました。それに加えて個数問題が多かったり、「時間足りないかも！」って模擬試験の時より時間配分がじわじわ遅れていく焦りを感じながら、試験を終えました。


今年一番くらいやり切った感がありました。


帰宅後に自己採点したら 36点。


「いや、これやばいんじゃない？」
「落ちたかも…」


去年の合格点が37点だったのと、試験後の手応えもあまりなくて、完全に自己嫌悪。


だけど、今年は総体的に難しかったらしく、予想合格ラインが 33〜35点 だと後から知って少し安堵しました。


でも、合格発表までの1ヶ月ってやっぱりモヤモヤします。


「いけるかも」
「いや無理かも」


を心の中でずっとループし続ける日々でした。


そして、合格発表当日。


受験番号を探して――


あった！！

おはようございます。業界未経験、独学、初受験でなんとか無事に合格できました。ありがとうございます！
少し肩の荷が下りました。#宅建 pic.twitter.com/uGu4tY5nXu

— 植田 仁孝 goen美容室(ゴエモン) (@goen5onomichi) November 26, 2025

あの瞬間、気持ちがふっと軽くなる感じでした。嬉しさももちろんあったけど、開放感や安心感が大きかったように感じました。

半年間、勉強に向き合ってみて思ったこと

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約半年間、宅建士の勉強に向き合ってみて、今までこれほど集中して勉強したことがあったかな？って思いました。


大人になってからの勉強って、時間も体力も限られてるし、「やらない理由」も見つけやすい。


だからこそ、続けられた事で自信に繋がったし、やれば出来る感覚、「きっと大丈夫」っていう手応えを感じることが出来ました。


でも、資格取得がゴールじゃないと思っています。


正直、宅建士資格取得はスタートラインに立っただけ。


これから資格を活かすのか、取っただけで終わるのかはこの先の自分の行動次第。


だからまずは「動いてみよう」と思っています。


未来を変えられるのは自分だけ。派手な一発逆転じゃなくて、自分を信じてコツコツと前を向いて進むだけ。


資格勉強って始める前が一番しんどいです。でも、始めたら意外と今日やることが明確になって、1日1日に集中できるようになった気がしました。


1日2時間でも、続ければちゃんと形になる。


不安から始まった宅建士資格取得への挑戦は間違っていなかったと思っています。


『正しい選択をするんじゃなくて、選んだ道を正解にするんだ』って名言があります。


長い人生の中で幾度と人生の岐路に立つことがあります。どちらを選ぶか迷ったり、本当にこの選択は正しかったのか悩むこともあります。


しかし、選んだ先の未来は誰にも分かりません。


どんな選択をしたとしても、自分が選んだ道を信じて進み、その選択を成功させるために努力し、結果としてその道が「正解」となるように創り上げていくことが大事なんだと自覚しました。


やればできる。
きっと大丈夫。


そんな感覚を手に入れられただけでも、この挑戦は十分に価値があったと思っています。


この流れのままに、来年に向けて新たな目標を立てようと思います！


ではまた！