頭皮ケア

大人女性に多い髪の悩み「乾燥・うねり・パサつき」原因と対策

今年も残り1ヶ月ほどになってきましたね。少しずつ冬が近づいてきてるのを感じるこの頃。秋から冬にかけて、特に気になるのが髪の乾燥です。夏の紫外線やダメージの影響が髪に出てくる時期なんです。


ということで今日は、大人女性に向けたヘアケアについてのお話です。


尾道市 の 美容院 GOEN 尾道 美容室 隠れ家サロン ゴエンのオーナー美容師兼シャンプーソムリエ 植田仁孝です。


大人女性に多い髪の悩み「乾燥・うねり・パサつき」原因と対策


年齢を重ねると、髪が以前より扱いにくく感じたり、「なんだかまとまらない…」と感じるようになっていませんか?


乾燥・うねり・パサつきは、大人になるにつれて髪が抱えやすい共通のお悩みです。


これは“老化だから仕方ない”という一言では片づけられず、髪の変化・ホルモン変化・生活環境といった、いくつかの要因が重なって起こりえるのです。


まずは正しい知識とケアを知って、髪を労っていきましょう。


最初に大人女性の髪が乾燥する・うねる・パサつく理由をまとめました。

1. キューティクルの損傷による水分保持力の低下

髪の表面には「キューティクル」と呼ばれるウロコ状の保護層があります。年齢とともにこのキューティクルは薄くなり、めくれやすくなります。

キューティクルが乱れると、

  • 髪の内部の水分が逃げる
  • 外部刺激(紫外線・摩擦)を受けやすくなる
  • パサつき・広がり・枝毛が増える

という悪循環に陥ります。


40代以降の髪は、20代の頃に比べて水分保持力が低下していると言われ、乾燥しやすいのは自然な変化なのです。

2. エイジングによる「内部構造」の変化

髪の中には「コルテックス」という組織があり、そこに水分やたんぱく質が詰まっています。キューティクルと同様に年齢とともに、このコルテックスの密度が低下し、空洞が増えていきます(“ポーラス化”と呼ばれます)。

その結果、

  • うねりが出る
  • ハリ・コシがなくなる
  • 湿気の影響を受けやすくなる

という変化が起こります。


特にうねりは「クセ毛になったのでは?」と感じるほど大きく変わる方も多いですが、これは年齢による内部構造の変化によるものです。



3. ホルモンバランスの変化

女性は40代〜50代にかけて、

  • 女性ホルモン「エストロゲン」が減少
  • 頭皮の皮脂量も低下
  • 髪の成長サイクルが乱れる

といった変化が起こります。


エストロゲンは髪のツヤ・水分保持・髪の強さに関わるため、減少すると乾燥・細毛・パサつき・うねりが同時に進行しやすくなります。


「昔はストレートだったのに、最近うねる」という声が多いのは、まさにこの理由です。



4. 生活環境によるダメージ

さらに、日常の中でも髪は知らずにダメージを受けています。

  • 紫外線
  • カラーやパーマの蓄積
  • ドライヤー・アイロンの熱
  • シャンプーの洗浄力
  • 摩擦(枕・タオル)

これらはすべてキューティクルを傷つけ、乾燥やパサつきの原因になります。


特に紫外線は、実は肌よりも髪のほうが吸収しやすいため、夏以外の季節でもケアが必要です。


大人女性の髪を守るための対策


ここからは、“今日からできること”を中心に、髪の乾燥・うねり・パサつきを改善する方法をご紹介していきます。

1. シャンプーは「洗いながら補う」タイプを

洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂まで取り除いてしまい乾燥の原因になります。

おすすめは、

  • アミノ酸系
  • ベタイン系
    などの低刺激で保湿力の高いシャンプー

とくに乾燥が気になる季節は、“洗う=うるおいを守る”という発想が大切です。


2. トリートメントは「内部補修+表面コート」のW使い

乾燥・パサつきには、髪の内部を補修するもの表面をコートして水分を逃さないもののWアプローチが効果的です。

  • インバストリートメント → 内部補修(ダメージ部分に吸着)
  • アウトバストリートメント → 表面をコーティングし、ツヤUP


 
特に大人の髪は油分が不足しやすいので、オイル系トリートメントを取り入れると扱いやすくなります。


また、シャンプー前にはブラッシングで髪の絡まりをほどく事をヘアケアとして追加しましょう(摩擦に注意)。


そして、アウトバス後にはナイトミルクや保湿オイルを少量、毛先につけて髪を乾かしましょう。ドライヤーの熱や枕との摩擦をやわらげ、乾燥から髪を守ります。

3. 乾かし方を変えるだけで髪は変わる

乾かし方は、実は髪のコンディションに大きく影響します。

タオルドライは優しく“押し当てるように”
→ 摩擦を減らすことでキューティクルを守れます。また、タオルドライは頭皮に残っている水分を取るイメージで行うことで、髪の水分の取り過ぎを防げます

ドライヤーで乾かす際は根元から乾かす
→ 根元から乾かすことで立ち上がりが生まれ、うねり・広がりが出にくくなります。また、根本から毛先の方向にキューティクルが揃っているので、根本から乾かすことでキューティクルに逆らうことなく乾かせます

8割~9割ほど乾いたら冷風で引き締める
→ 髪が濡れている状態のときはキューティクルが開いていますが、乾くと閉じる性質をもっています。そのため乾き切る前に冷風に切り替えることで、髪にツヤが出て、キューティクルが整います

今日からできる簡単なケアですが、髪が確実に変わります。


4. 週1回の集中ケアで“うるおい密度”を高める

集中ケアのインバストリートメントやヘアマスクを週1回以上取り入れることで、髪の“水分密度”がアップします。

特に、

  • セラミド
  • ケラチン
  • CMC(脂質系)
    などが入った集中ケアは、エイジング毛の空洞を埋めてくれる働きがあり、うねりやパサつきを改善しやすいです。

 

5. 紫外線対策は「髪こそ最優先」

髪は肌の3倍紫外線を吸収すると言われています。

外出時には、

  • UVカットスプレー
  • 日傘や帽子
  • 洗い流さないトリートメントの油膜

などで守ることが大切です。

特に春〜秋は紫外線量が多いため、季節関係なくケアしてください。

6. 美容室では“髪の水分補給ケア”が最も効果的

自宅ケアに比べて、美容室のトリートメントは、

  • 分子量の違う補修成分を何層にも重ねる
  • タッピングで浸透させる
  • キューティクルを整える処理をする

といった工程が加わりホームケアに比べ、うるおいの持続力が圧倒的に長いのが特徴です。


特に乾燥・うねり・パサつきが気になる大人女性には、水分補給+油分補給のハイブリッドケアがおすすめです。


最後に


大人女性の乾燥・うねり・パサつきは、年齢とともに誰にでも起こる自然な変化です。「髪が言うことを聞かない日が増えた」という声は、決してあなただけではありません。


大切なのは“今の髪に合ったヘアケア”を見つけることです。


髪はきちんとケアをすると、必ずうるおいとツヤが戻ってきます。毎日の生活に5~10分でも良いので少しだけ“髪をいたわる習慣”を取り入れてみてください。


そして、もし日々の時間に追われてつらい時は、美容室のケアに頼ってください。あなたの髪に必要なヘアケアをご提案します。


日々の髪が扱いやすくなると、気持ちも軽やかになります。髪はあなたの毎日を支える大切なパートナーです。これからも、無理のない方法で、やさしく向き合っていきましょう。


あなたの髪が、もう一度“触れたくなる”質感になりますように。

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2025-11-25 | Posted in BLOG, ヘアケア