2019-10-11
ヘアカラーや白髪染めによる老化の原因は【炎症･酸化･糖化】です。防ぐためには？
今日は久しぶりに真面目なお話です。日頃からヘアカラーやグレイカラー(白髪染め)をされている方は多いかと思うので、今日はその辺のお話をしていきたいと思います。
美容院でヘアカラーやグレイカラー(白髪染め)をするのは容姿をキレイにする為の目的がほとんどだと思います。この髪をキレイにするコトの代償として、頭皮や髪は老化というリスクを伴うことも忘れちゃいけない大事なポイントだったりするんです。
尾道市 の 美容院 GOEN 尾道 美容室 のオーナー美容師兼シャンプーソムリエ 植田仁孝です。
ヘアカラーや白髪染めによる老化の原因は【炎症･酸化･糖化】です。防ぐためには？
キレイになるために通っている美容院で起こる老化のリスク。これは僕ら美容師側も常に考えておかないといけない重大事項なんですよね。お客さまにとってはキレイになる為に美容院に行ってるのに、そこで老化を助長させてしまうのは本末転倒だという気持ちになってしまいます。
この髪をキレイにするためのメニュー、ヘアカラーやグレイカラー(白髪染め)で老化を防ぐには、【炎症・酸化・糖化】させないのが重要なポイントになってきます。
この【炎症・酸化・糖化】は日常生活の中でも頻繁に発生する老化のリスクになります。日常で起きる【炎症・酸化・糖化】については「雑誌Tarzan」に詳しく書いてあるので、気になる方はお店に置いてあるので読んでみて下さい。
今回は美容院での【炎症・酸化・糖化】について。簡単に説明すると、【炎症】は主にカラーの薬剤に含まれているジアミン(酸化染料)によるカブレやアレルギーの事。【酸化】はカラー剤が髪を染める時に発生する活性酸素による頭皮や髪を酸化させてしまう事。分かりやすく言うと鉄が錆びるのと同じ原理です。
【炎症・酸化】に関しては僕のお店でも「ヘマチン」、「カタラーゼ」や「SOD」などの抗酸化酵素
また【糖化】は「AGEｓ（終末糖化産物）」という老化物質を生成してしまう作用のことを言います。この糖化という現象は体内で不要な糖（代表的なものは「ブドウ糖」と「果糖」）とタンパク質が結びついて老化を促進させてしまいます。
たとえば頭皮や髪の【糖化】が進行してしまうと、頭皮の弾力がなくなり硬くなり血行不良・栄養不足が起こって、髪のハリやツヤが無くなります。また髪の成長に重要な毛乳頭や毛母細胞が正常に働かなくなり、抜け毛や白髪のリスクが高まります。
そうならないために、他にも水素を利用した処理剤も使用しています。
それでも【糖化】による老化を完全に食い止めることが出来ないので、新しく【糖化】を抑制する抗糖化作用のある処理剤を導入しました。今のところお試しでさせて頂いてるのでメニュー化はもう少しお待ちくださいね。
ということで、老化の原因をまとめると以下の３つになります。
今回は髪や頭皮についての【炎症・酸化・糖化】による老化のリスクでしたが、食生活や生活習慣など身体の内面的な老化のリスクもたくさんあるので、その辺と並行して老化にならないように気をつけていきたいですね。
僕自身、仕事していく中で髪や頭皮の老化に対する対策はまだまだ足りないな～と感じているので、これからも色々と取り組んでやっていきたいな～と思います(^^♪
全てはお客さまのキレイを維持して、いつまでも笑顔でいられるために。
そんなわけで今日は以上です。
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1980年生まれ。三重県四日市市出身。大阪心斎橋・梅田、京都河原町のヘアサロンにて10年以上経験を積み、妻の地元の広島県尾道市にIターン。古民家をリノベーションしてヘアサロンを開業。オーナー美容師兼シャンプーソムリエです。ヘアケアや髪のお悩み、何でもご相談下さい。日々のヘアケアを大切にいつまでも健康でキレイな髪と頭皮を目指していきましょう。子供と遊ぶ事と写真を撮るのが趣味の4児の父。
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